声は「自分そのもの」
声は、単なる音ではありません。
私たちの呼吸の深さ、姿勢、筋肉の緊張、体のこりといった身体的な状態だけでなく、
これまでの経験や記憶、無意識の思い込みや信念、さらには「自分はどんな人間か」というセルフイメージまでもが、声には映し出されます。
私はこれまで延べ9,000人以上の方の声を聴き、その背後にある心と向き合ってきました。
その中で実感しているのは――声には、その人のすべてが表れるということです。
声とは、自分という楽器が奏でる振動=バイブレーション。
そしてその波紋の中には、その人が持っている才能、魅力、素質、世界観までもが刻まれています。
癒し系に隠れていた「武士のような強さ」
あるセッションで出会った方は、見た瞬間から「この方は芯の強い人だ」と感じました。
どこか武士のような誇りと凛とした雰囲気を持ち、内側に揺るがない軸を備えている。
しかし、実際に発せられる声は、柔らかく優しい、いわゆる「癒し系」の声。
もちろん、癒し系の声も素敵です。
けれどその方本来の持ち味――凛とした強さや誇り――には合っていませんでした。
そこで私は尋ねました。
「ご自身の声を、どんな声だと思われますか?」
するとその方は、
「自分ではよく分からないけれど、周りからは癒し系だと言われます」と答えられました。
私ははっきりとお伝えしました。
「あなたは癒し系ではありません。凛とした、武士道のような軸を持つ人です」と。
その方は驚きつつも、「自分とは程遠い気がするけれど、もしそうだとしたら嬉しいです」と答えました。
このやりとりには重要な意味があります。
本当に自分にフィットした言葉をかけられたとき、人は全身が震えるような“嬉しさ”を感じる。
逆に、少しズレた表現に対しては「まあ嬉しいよね」としか思えません。
そして、自分では程遠いと感じている。
それはつまり、本来の自分とセルフイメージが乖離しているということ。
つまり、力を発揮できないということです。
声を通して本質を伝えられたとき、深い喜びが湧き上がるのは、それが「本当の自分」と響き合っている証。
それを自覚して使っていけば、本来の力が発揮できます。
「いい人でいよう」という思い込み
では、なぜその方は本来の強さを抑え、柔らかな癒し系の声を出していたのでしょうか。
その背景には、無意識の思い込みがありました。
-
本音を出すと相手を傷つけるかもしれない
-
強さを表すと相手がひるんでしまうかもしれない
-
自分の主張は、相手をコントロールしてしまうかもしれない
このような恐れがあるために、無意識のうちに声をやわらげ、「人畜無害な存在」であろうとしていたのです。
つまり――自分の影響力の大きさを知っているからこそ、それを出してはいけないとブレーキをかけていた。
しかし、その結果どうなるか。
声は柔らかくなり、「私は弱い」「私は自信がない」というセルフイメージが作られてしまいます。
本来の強さを隠すことで、自分を小さく見積もってしまい、自らの可能性を閉ざしてしまうのです。
無意識の過小評価が生む「生きづらさ」
実は、このパターンはとても多くの人に見られます。
本当は強さがあるのに、優しさを演じてしまう。
本当は影響力があるのに、声を抑えてしまう。
本当は揺るがない軸があるのに、「いい人」でいるために隠してしまう。
そしてその結果、
「自分には力がない」「私は弱い」と思い込み、魂が本当に望む生き方から遠ざかってしまうのです。
本来の声で生きられないと、日常の中にモヤモヤや違和感が積み重なっていきます。
「このままでいいのかな」「なんだか違う気がする」――そんな曖昧な不安や不満を抱えながら過ごすことになります。
これは、無意識の中で自分を過小評価し続けているから起こることです。
声を取り戻すことは、自分を取り戻すこと
先ほどの方も、たった60分のセッションで声が大きく変化しました。
「こんな声で話せるんですね!」と驚き、
「でも、これって私、強すぎませんか?」と不安そうに尋ねられました。
私はお伝えしました。
「強すぎるのではありません。その声は、人を勇気づけ、導くための声です」と。
今出している声が強いと感じている…
それはつまり本来の自分でいてはいけない、というブレーキの表れです。
そして、声は一度変わっても、そのままでは元に戻ります。
だからこそ大切なのは、継続して本来の声を生きる習慣を身につけること。
声を通して「自分の本当の力」とつながると、セルフイメージが変わり、
魂が喜ぶ生き方へと自然にシフトしていきます。
あなたの声に眠る本当の力
あなたの声にも、「いい人でいよう」とする無意識のパターンが隠れているかもしれません。
その奥には、凛とした強さ、影響力、そして魂の輝きが必ず眠っています。
本来の声を取り戻すことは、自分を取り戻すこと。
声を調律することは、人生を調律することなのです。
私は VCA(Voice & Vibration Coaching Academy) を通じて、
声と心を調律し、「本来の声」と「本来の人生」を取り戻すサポートを行っています。
また現在、声診断の体験セッションを期間限定でご提供中です。
メルマガにご登録いただければ、ご案内をお届けいたします。
メルマガ登録はこちらから。
Your Voice, Your Life.
あなたの声が、あなたの人生を創っています。
ともに、ココロオドル人生を!!!
柚月悠生